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もっと話したいあの事件①

治療費の請求の事件後記

元事例はこちら↓↓↓

 

本当に学ぶことが多かった思い出深い事件です。


別居中に依頼者がご病気になり、
ご本人もご家族の皆さんも
辛く不安な時期をお過ごしだったと思うのですが、
打ち合わせではそんな表情も見せず、
いつも笑顔で対応してくださり、
その人間力に本当に頭が下がりました。

自分だったらここまで落ち着いていられるのかな。
正直自信ないです。


さて、今回高額療養費制度が絡んでいました。

高額療養費制度の存在は知ってますが、
自ら計算したような経験はありません。

まずは制度調査。

ひえ~調べれば調べるほど難しい。
複雑な算定方式…orz

(いつか算定方法を
まとめ記事にしよう!
と思ったり、
思わなかったり。
およそできそうになかったり…)

苦戦してようやくできた計算表は
A3用紙1ページにみっちり…

1円単位で合った時にはもはや震えましたね。

調停委員も表には
びっくりしていましたが、
(魂を込めすぎていましたから!)

「ここまで正確に作ってくれたので、
相手方との話し合いがスムーズに進みます!
ありがとうございます!」

と弁護士冥利に尽きるお言葉をいただけました。
(微笑みつつ、もちろん心で何度もガッツポーズしてます。)


本当にこの作業大変でしたが、
これをしていなければ
解決は相当先になったと思います。

実際、
ご本人の最後の治療についての払い戻しは、
なんと治療後約1年を経過していましたから。

医療機関から健康保険組合へのレセプトの送付などが
遅れたりと色々あったようです。


とにもかくにも、
この表のおかげで、
治療終了から約4か月の
早期解決となりました。

ご本人からは

「先生にお会いできてよかった」

と言っていただけ、
心の底から嬉しかったですが、

それ以上に、
私のほうこそお会いできたこと、
弁護士としてお力になれたことを
本当に感謝した案件でした。

今回は、
高額療養費制度の払戻額を算定しましたが、
限度額適用認定証の有無や
治療の進度、健康保険料の加入状況等
によって対処の仕方が変わってきます。

婚姻費用についてもっと詳しく知りたい方は
是非当事務所までご相談ください。

2020年3月23日



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